月影さやかに山渓照らす

投稿日:2019年9月16日

2019.9.13~16

メンバー:大見、田澤(記)

 

来年以降の宿題の一つであった長大な渓を詰め上がる計画は、前倒して中秋の名月にあたる9/13より決行となった。

4日間しか日程が取れず山越えアプローチとなるが、ガチャ物類の装備と3泊荷物が重い。

越えるべき山の頂上で記念撮影する。

ここからは支流を下降するが、荷物が重くバランスが悪いので慎重に下降。

以前は8時間半を要したこともあるアプローチだが、段々とアプローチタイムが短縮し、今回6時間半で本流に降り立つ事ができた。

1~2泊装備なら6時間も可能か!?挑戦してみたい。

大休止後に遡行、大きな淵で潜水艦と呼べそうな大岩魚(60上?)を見たが竿を出さないで進み、F1(写真)では40上が泳いでいたが釣りをする気力が湧かないのでスルー。釣り師とは到底言えないし、そもそも釣りも下手なのでそう思った事もない。これで良いのか!?

しばし遡行して、15時過ぎにテン場着。

岩魚はそこらに泳いでいたが、食料はふんだんに持っていたので2尾だけ釣り、久しぶりに塩焼きで頂いた。

中秋の名月を拝みたかったが、谷の影となり見えず。ただ、ヘッデンが必要ないほど月明かりが届いていた。

毎度の事ですが、テント(シェルター)を張っているので中で寝てください(笑)

 

翌朝9/14、朝日に照らされた峰が格好良かった。

まったり朝食後に本流を遡行、核心の沢に入る前に支流の魚止め滝を見に行った。

滝下には40上のペアが仲良く浮かんでいて、その他にも良型の岩魚が何匹も気持ち良さそうに回遊していたが、邪魔をしない方が良いねという話しになり、ここでも竿を出さずに引き返した。

核心の沢に入ってからは、ひたすら泳ぎと滝の連続で写真を撮っている余裕はなかったが、この滝は見た目よりもきわどかった。

空身で左から軽く取り付いたところ問題ないと判断したが、中段に差し掛かるところできわどい事に気付くが時既に遅し、そのまま勢いで行くしかなかった。その後、1/3倍力で荷揚げするが、それでも重い・・腕がパンパンになる。

その後もひたすら泳ぎと滝登り、高巻きすれば草付きの緊張が続き、空身で登れば荷揚げに時間を取られ、思いの外進めない。

上部連バク帯を見て時間切れと判断し、ここでビバークとした。

 

この日は満月だったので暗くなるまで空を眺めていたが、谷が深い為に一向に姿を出さないので、早寝する事にした。

22時過ぎ頃だろうか、朝になってしまったかと思うほどテントの中が明るくなり起きる。

外を見ると峰の先から満月が出ていて、渓を照らしていた。本当に美しかった。

翌日9/15、早出して連バク帯をやり過ごし、嫌らしい巻きを経て一気に高度を上げた。

振り返り、越えてきた山と歩いてきた沢を眺めて感慨に浸る。

ここからは、長大な渓もいよいよ小沢になり、辺りは美しい草原が広がる。

一気に稜線へ駆け上がるが、稜線に近づくにつれて登山者が発生させているだろうゴミが散見しとても拾いきれる量ではない。

ゴミには大変残念な思いをしたが、稜線上に建つ山小屋が目に入ると、いよいよ終わるんだと安堵感と達成感に満たされた。

稜線に立ち、大見さんと厚い握手を交わす。信頼できる仲間と素晴らしい時間を共有できた事が嬉しい。

大休止後、別の山小屋にお世話になることとし、景色を楽しみながら3時間弱の稜線歩きは行き交う登山者との会話も楽しめた。

山小屋に着き、陽気な?宿泊者達と酒を呑み交わした。持ってきた酒を全て飲み干し絶好調になった頃、月夜が美しく見とれていたら、小屋脇の穴?に滑落した。大怪我に為らずに済んで良かったと思う。

翌朝9/16、二日酔いで使い物にならない私。大見さんは呆れ顔。(反省してます)

ところが、一緒に飲んでいたオジサンも横で嘔吐している。(こちらより軽症に見えるが)

外の水場で顔を洗っていると虹が差していた。

その後、二日酔いの身体に鞭を打ち、4時間かけて下山口へ。長かった。

下山口にSさんが車で迎えに来てくれて、入山口まで送ってくれた。本当に助かりました。(必ずお礼します)

帰路、温泉に入り体重を計測すると3kg以上減、大見さんは4kg減。

今シーズン、私にとっては最後の釣行。最高の沢旅で締めくくる事が出来ました。

釣行記の筆者
タザワ
田澤 大生
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